源光寺の歴史

源光寺の歴史

源光寺について

源光寺(げんこうじ)の開創は文明元年(1469年)、開山は長蓮社観譽祐宗上人です。
祐宗上人(1426-1509)は宗祖法然上人から八代目の祖師です。
生涯を通じて各地での布教・寺院の開創に尽力されました。
また、浄土宗大本山の一つ、鎌倉の光明寺の九世法主にもなられました。
壇林小金東漸寺の末寺で、現在当寺院の住職は三十七世里見純庸です。
自坊の伝承から歴史的背景をみると、本堂は明治三十三(1900)年に火事に遭い、昔からの仏具、什器類、書類、記録等が消失しています。
また、当山の鐘楼堂の板には「安永二年十月東漸寺神誉上人導師で供養」「天保二年八月鐘堂修復」と記録があります。梵鐘は昭和十九年(1944)年に戦時中物資供出のためその後しばらく失われたままでしたが、昭和五十三(1978)年に再鋳し復元したということが分かります。このように当寺院の長い歴史の間に様々な出来事がございました。

わたしたちの宗旨

名称 浄土宗
宗祖 法然上人(源空)(1133~1212)
開宗 承安五年(1175)
本尊 阿弥陀仏(阿弥陀如来)
教え 阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るく安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰です。
お経 お釈迦様がお説きになった『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の三部経をよりどころとします。

境内に立つ松伏町指定有形文化財「帰依仏塔」

町指定の文化財(昭和50年6月1日指定)である「帰依仏」と刻まれた板碑が境内に立っています。刻まれた文字から制作は正安三(1301)年と読み取れ、伝承によると、昔は寺の北側の道路わきにあったもので、虫歯を治す仏として歯の痛い人々がよくお参りしたという信仰の対象でした。